
近江商人のたからもの
対象
一般
分野
芸術や伝統を学ぶ
開催期間
2024年04月20日~2024年06月23日 実施済み
開催時刻
9時30分~17時(入場は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし休日の場合には開館し、翌日火曜日休館)
開催場所
滋賀県立美術館 展示室1
講座内容
江戸時代、近江国(現在の滋賀県)を拠点とし活躍した商人たちがいました。
近江商人と呼ばれるこの人々は、交通の要所であった近江国の地理的な利点を活かし、全国規模での商業活動を展開しました。そしてある程度の成功を収めると、地域の整備に協力したり、文化的な活動を支援したりと、築き上げた財産を社会のためになることに用いました。
近江国蒲生郡桜川村(現在の滋賀県東近江市綺田町)を本拠地とした野口家は、醸造業を営み、成功した近江商人です。江戸時代中期(18世紀初頭)から甲斐国甲府城下(現在の山梨県甲府市)に進出し、屋号は「十一屋」、代々の当主は忠蔵を名乗りました。その4代目忠蔵こと正忠(1822ー92)は特に文化的な活動を好んで行った人物として知られ、「柿邨」という号(本名とは別の風雅な名前)を持つほどでした。日根対山や冨岡鉄斎といった画家や当時の文化人たちを支援し、作品を収集。長男の正章には女性画家の野口小蘋が稼ぎ、夫婦の娘である小けいも画家となりました。
この度、滋賀県立美術館では、野口家に伝わる絵画、工芸作品など101件を令和4年(2022年)度にご寄贈頂きました。本展では、野口家ゆかりの画家である日根対山、野口小蘋、野口小けいを中心に、寄贈作品の一部を初公開いたします。
近江商人が守り、伝えた貴重な「たからもの」をご覧ください。
料金
一般/540円(430円)高校・大学生/320円(260円)※( )は20名以上の団体料金
申込み・問合せ先
滋賀県立美術館
〒520-2122
住所:滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
電話:077-543-2111
FAX:077-543-2170