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市史・郷土史講演会「複数領主と村社会−近江国の絵図と古文書から見る−」
市史・郷土史講演会「複数領主と村社会−近江国の絵図と古文書から見る−」
対象
一般
分野
文学や歴史を学ぶ
開催期間
2023年05月27日 実施済み
開催時刻
14時〜16時
開催場所
野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館) 研修室
講座内容
野洲市域をはじめとする江戸時代の近江国では、幕府や大名・旗本・公家などの領地が混在し、複数の領主が一村を分有する相給(あいきゅう)の村もたくさんありました。たとえば、1700年頃、南桜村は旗本伊東家と公家の広幡家、小篠原村は仙台藩と旗本斎藤家の分有でした。
一方、元禄11年(1698)に三上村に陣屋を構えた遠藤氏(譜代・1万石)の領地27ヵ村は、8ヵ村が野洲郡内に配分されたほかは、滋賀郡に10ヵ村、栗太郡5ヵ村、甲賀郡4ヵ村と分散して置かれ、このうち過半の14ヵ村は他領主との相給でした。市域の同藩領は、本拠の三上と上永原、北村、安治の四村に留まり、しかも北と安治は相給となっています。
領地の混在状態はなぜ生まれたのか。相給の村では田畑や村民はどのように分割されたのか。年貢の徴収は円滑に行われたのか。領主の異なる村と村の紛争はどう扱われたのか…など。講演では、村絵図や古文書を読み解きながら、これらの問題について探っていきます。
定員
先着80名(申込不要)
料金
聴講無料(要入館料、野洲市民および友の会会員は入館無料)
申込み・問合せ先
野洲市歴史民俗博物館
〒520-2315
住所:滋賀県野洲市辻町57番地1
電話:077-587-4410
FAX:077-587-4413